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オンプレミス/ログ型での活用事例2

大手情報系企業様のケース

採用の決め手は、SiteTracker からPiwik(Matomo)へのスムーズな移行が行えること

こちらのお客様は、エンドユーザー(某公益法人)様のインフラ構築・運用保守を担当されています。従前よりアクセス解析業務として、弊社の提供するSiteTrackerを利用されていました。然しながら、2014年末にメーカーサポートが終了したことに伴い、後継ソリューションとしてPiwik(現在はMatomo)を採用することに決定していただきました。SiteTrackerで利用していたカスタムレポート含め、Piwikにスムーズな移行を目指し、極力運用が変わらないことが求められました。SiteTrackerではWebサーバからの生ログ転送取込機能は標準装備されており簡単にできたのですが、Matomoには機能が無いので、生ログの転送からDB更新までの一連のスクリプトを開発し、夜間自動化で実装いたしました。過去分の生ログはバックアップ保存されていましたので、一括して取込み、Matomoでの運用にスムーズに切り替えることができました。その数年後、Matomoサーバー老朽化に伴い、旧環境から新環境へデータ移行も弊社にて実施いたしました。

プラットフォーム及び導入ソフトウェア

お客様側でMatomoサーバー(OSインストール済)をご準備頂き、弊社側で、関連ソフトウェア(ミドルウェア、Matomo等)のインストールを実施し、Matomoサーバーを構築しています。

  • RHEL
  • Piwik(Matomo)
  • MySQL(MariaDB)
  • PHP
  • Apache
  • Python

Matomoサーバースペック(当初の推奨環境)

解析規模としては2,000,000PV/月、データ保持期間は2年、としてMatomoサーバ構築しております。

No. 項目 内容 備考
1 CPU 4コア以上 多人数でMatomoを同時利用する場合は8コア推奨
2 MEM 8GB PHPに2GB、MySQLに4GB、OS・その他に2GBの割り当て
3 ストレージ 160GB システムとアプリケーションに20GB、DBに36GB、ログファイル格納に100GB
高速なストレージを推奨(SSD等)
ミドルウェアその他(当初の推奨環境)
No. 項目 内容
1 Apache 2.4
2 MariaDB 5.5
3 PHP 5.5 標準リポジトリでは5.4になるため、epel、remiリポジトリが必要
4 python 2.6.x または 2.7.x 標準では2.7.5
5 PHPエクステンション php-pdo, php-mysqln, php-mbstring, php-dom, php-xml
6 ジオロケーションDB(無償版) 公式サイトからダウンロード

ログ解析のお悩み、ご相談ください。

サイオステクノロジーは、オープンソースログ解析ツールMatomoのサポートサービスを提供しています。まずはお気軽にご相談くださいませ。