【参加レポート】みなと環境にやさしい事業者会議 mecc 2026年度 総会が開催されました
SSP2026年6月29日
2026年5月某日、meccの2026年度総会がサイオスビルにて開催されました。今回の総会では弊社が会場提供をさせて頂き、9階ラウンジにて実施しました。
今回は加盟企業として参加した当日の様子を一部、ご紹介いたします。

2026年度の総会ということで、2025年度の事業報告や今年度(2026年度)の事業計画案についての審議が行われました。その後、特別講演や懇親会が開催されました。

本稿では特別講演の内容をダイジェストでお届けいたします。
「一つの地球で暮らせる社会を創りたい!!」

特別講演では一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)理事長の石田 秀輝 氏により、「一つの地球で暮らせる社会を創りたい!!」というテーマでご講演頂きました。
石田氏は、地球の限界という視点や、私たちが今すぐ行動を起こさなければならない理由、そしてこれからの時代に求められる考え方について語っていただきました。
「経済と環境」は今の延長線上では両立しない
従来の資本主義は、自然や人的リソースの「搾取」と「再分配」で成り立ってきましたが、地球環境の限界によりその構造は破綻しかけています。これによる経済の停滞は、未来を担う子供たちの減少(少子化・人口減少)へと直結しています。今、最も危機的なのは地球そのものよりも、「環境問題=我慢や節約」と捉えてしまう「人間の意識」だと、石田氏は述べています。
2030年までに手遅れになる「4つの環境限界」
2030年までに地球の修復力が失われ、以下の4つの領域での問題が起こります。
- 生物多様性
昆虫の激減など生態系が崩壊しつつあるそうです。これから先、人間は受粉や水源の維持といった自然環境の「無償のサービス」なしには生存できないことが予測されています。 - マイクロプラスチック
分解されないプラスチックは、気づかない内に人間の体内、脳へ蓄積されます。現在、人間は毎週クレジットカード1枚分(=約5g)ものマイクロプラスチックを摂取しており、脳機能への深刻な影響が懸念されています。 - 気候変動
すでに世界の平均気温上昇は目標の1.5度を超え、1.61度に達しています。温暖化の本質は単なる気温上昇ではなく「気候システムの崩壊」に繋がるといいます。 - 窒素の循環
化学肥料(人工窒素)の過剰投入により、土壌の過栄養化が深刻化しています。土地が、穀物や作物を育てられないほど不毛化してしまいます。
解決へのアプローチは制約を肯定する「バックキャスト思考」
人間活動が肥大化した今、解決の本質は我慢することではなく、環境負荷を「地球1個分」に縮小することである、と石田氏は述べています。
「現状の問題を排除しようとする思考=フォアキャスト」では、「節電」「節水」といった我慢しかうまれません。
そうではなく厳しい環境制約をあらかじめ「肯定」し、「未来から逆算する思考=バックキャスト」をしていくことがキーになるといいます。
まとめ
参加者から石田氏に向けての問いかけで「今、企業として私たちがすぐにできることはなんでしょうか?」という質問がありました。
「まずは自分の行動がどれだけ環境負荷となっているのかの現状を知ることが最も重要である」と述べていました。
社会に属する企業として、未来の子どもたちに安心した地球を残すことができれば、それは単なる「環境保護」にとどまらない、持続可能な経済価値の創出となると感じました。

おわりに
今回の総会を経て、「みなと環境にやさしい事業者会議」に加盟する会員企業さまのSDGsの取り組みについて改めて学ぶことができました。
そして、私たちサイオス株式会社もまず、目の前の現状を知ることから始めていきたいと思います。
「一つの地球で暮らせる社会」の実現に向けて、私たちはこれからも地球規模だけではなく、地域の未来に貢献できるよう取り組んで行きたいと思います。
以上、2026年度総会の参加レポートでした。