SOGIハラ研修を実施しました。

特定社会保険労務士 山口 友佳様をお招きして、サイオスグループ全社員を対象にSOGIハラ研修を行いました。

DEI2023年11月22日

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SOGI*を学び理解を深め、自分自身の言葉や行動を改めて見つめ直すとともに、サイオスグループ全員が一人ひとりのSOGIを心から尊重し、お互いの価値観や考えを受容する。さらにそこから、多様性を発揮し合えることを目指して本研修を実施しました。

*SOGIとは、Sexual Orientation and Gender Identityの略のことを言います。

これまでDEI推進チームで開催してきたジェンダーについて考える会では、ジェンダーに関するいくつかの意見が挙がってきました。私たちは、会社の制度を変えたり、組織の風土をつくるには、まずは知ることが大事だと考え、今回の研修開催に至りました。(こちらの記事もご覧ください

山口様には、パワハラの6類型、代表的なSOGIハラ、法律や社会情勢についてや会社が負うリスク、会社がとるべき対応、取り組み事例などをケーススタディを織り交ぜながら教えていただきました。その後のグループディスカッションでは、一人ひとりが考えを伝え合い、お互いの考えを知る時間となりました。研修の中で、「こうしたらどうだろうか」という新しい提案が出てきたり、過去の経験を共有される場面があったりと、新たな視点を持つ時間になったのではないかと思います。

“大企業だから、中小企業だから” “ハラスメントになるから” ということでSOGIを考えるのではなく、SOGIはすべての人に関わるもので、マイノリティからマジョリティへのSOGIハラも起こり得るという話もありました。自分の発言や行動が、目の前の人をどのような気持ちにさせるのか、一度自分の中で立ち止まって考えることが大切だと感じます。

また、SOGIに関する取り組みが、今後企業のコンプライアンスとして重要な位置になるのは確実というお話しを受けて、今後もSIOSとしてどのように取り組んでいくべきかを考える必要があることを感じました。

「サイオスグループ全員が一人ひとりのSOGIを心から尊重し、価値観や考えを受容し、多様性が発揮できること」

SOGIハラが起こってしまう原因としてアンコンシャスバイアス(無意識の偏見)が存在している可能性もあります。DEI推進チームでは引き続き、SOGIハラやアンコンシャスバイアスを学び、一人ひとりがこのような課題について考えられるような場を設けていきたいと思います。

山口 友佳 様のプロフィール

日本社会保険労務士法人(SATOグループ)
特定社会保険労務士

略歴:慶応義塾大学卒業。地方紙記者を経て2008年、社会保険労務士試験合格。2009年、日本社会保険労務士法人設立とともに入所。2010年、社員(役員)に就任。2021年、特定付記。労務相談部門責任者として中小企業、大企業に対する労務コンサルを担当。就業規則諸規程のコンサル、判例に基づいた実務的なアドバイスなど経験多数。