サイオステクノロジー、VictoriaMetricsと協業開始

膨大な時系列データを低コストで高速処理、企業の運用負荷軽減とDX推進を支援

プレスリリース2026年5月28日

サイオステクノロジー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:喜多 伸夫、以下、サイオステクノロジー)は、VictoriaMetrics, Inc.(本社:米国カリフォルニア州、CEO:Artem Navoiev)と日本市場における販売代理店契約を締結したことを発表します。
本提携に基づき、サイオステクノロジーは2026年5月28日より日本国内の販売代理店として、オープンソースの時系列データベース*1および監視ソリューションである「VictoriaMetrics Enterprise(ヴィクトリアメトリクス エンタープライズ)」の販売を開始します。それに加え、導入支援から運用コンサルティングまで一貫したサービスを提供することで、ユーザー企業の高パフォーマンスな監視プラットフォームの構築とコスト削減を強力に支援します。今後、両社はセミナー開催などのマーケティング活動および導入に向けた営業活動を共同で展開し、拡販を進めます。

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【背景】
社会全体のデジタル化やIoTの普及、ソフトウェア開発のマイクロサービス*2化によるデータの分散・多様化に伴い、システムが生成するデータは日々増加し続けています。特に近年はKubernetes*3環境をはじめとする大規模な監視環境において、データ処理のパフォーマンス不足や長期保存・高可用性を実現するための構成の複雑化が深刻な課題となっています。こうした課題に伴うバックエンド*4における運用コストの増加やクエリ処理速度の低下によるデータ処理の遅延は、企業のビジネスの成長を阻害する要因となっています。
サイオステクノロジーは、これらの課題を解決するため、シンプルな構成で膨大な時系列データの低コスト・高速な処理に強みを持つ「VictoriaMetrics Enterprise」と、サイオステクノロジーが提供する「API・AIエコシステムデザインソリューション」を組み合わせることで、企業のオブザーバビリティ*5向上とコスト削減を強力に支援します。

【製品概要】
「VictoriaMetrics Enterprise」は、高速処理と高い拡張性を備えたオープンソースの時系列データベースおよび監視ソリューションです。拡張性の課題を解消し、最小限の運用負荷で監視プラットフォームの構築を可能にします。

<特長>
1.    ストレージおよびインフラコストの削減と優れたリソース効率
ダウンサンプリング(収集したメトリクスデータの間引きを行い、データの解像度を下げる)機能により、大量のデータを低コストで長期間保存することができ、ストレージコストを最適化します。また、CPUやメモリー、ディスク使用量を大幅に抑え、クラウドやサーバーのインフラコストを削減し、リソース効率を最大化します。

2.    Prometheus・Grafanaとの高い互換性と既存システムからのシームレスな移行
オープンソースの監視ツール「Prometheus」と高い互換性があり、そのまま置き換え可能な代替品(ドロップイン・リプレイスメント)として機能するため、スムーズかつシームレスな移行が可能です。監視ツール「Grafana」との連携も容易で、既存ダッシュボードやアラートルールをそのまま利用できるため、Grafanaの視覚化ツールを保持したままバックエンドを強化できます。

3.    大規模環境に対応する拡張性とシンプルな運用
ミッションクリティカルな領域や急速に拡張する監視環境においても、安定した稼働を維持する水平拡張によるシンプルなスケーリングを備えています。Prometheus単体では困難な「長期保存」や「高可用性(HA)」を、複雑なコンポーネントを追加することなく実現します。

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図1 「API・AIエコシステムデザインソリューション」での取扱サービス一覧

詳細情報は、https://api-ecosystem.sios.jp/VictoriaMetrics/ をご覧ください。

【今後の展望】
サイオステクノロジーは、「API・AIエコシステムデザインソリューション」を通じて、「VictoriaMetrics Enterprise」の導入から、高度な可視化基盤の構築、運用保守までをワンストップで提供します。膨大な監視データの処理に関する課題を解消し、効率的なシステム運用と監視プラットフォームにおける運用負荷とコスト削減を目指すユーザー企業を強力にサポートしてまいります。
また、セミナーやホワイトペーパーなど多角的な情報発信により、監視コストを抑えつつビジネス成長を加速させる監視基盤のノウハウを公開することで、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進に寄与してまいります。

【両社からのコメント】
VictoriaMetrics Inc. CEO Artem Navoiev
「企業の成長に伴い、そこから生じるオブザーバビリティデータも同様に増大します。組織が運用の自動化を推進するにつれ、あらゆるシステム、ワークフロー、そしてサービスが、より多くのテレメトリデータを生成するようになります。このことがオブザーバビリティデータの爆発的な増加を加速させており、拡張性、コスト効率、そして運用性に優れたインフラストラクチャの重要性がかつてないほど高まっています。
当社は、エンタープライズ向けソフトウェアおよびシステムインテグレーションの分野で確かな実績を持つリーディングカンパニー、サイオステクノロジー株式会社とのパートナーシップ締結を大変嬉しく思っております。同社は、日本市場へVictoriaMetricsを導入し、導入期から長期的な運用フェーズに至るまでお客様を強力に支援できる、独自の強みを有しています。サイオステクノロジー社を日本国内初のパートナーとして迎えられたことを誇りに思うとともに、日本におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を共に加速させていく所存です」

サイオステクノロジー株式会社 代表取締役社長 喜多 伸夫
「デジタル化が加速する中、システムが生成するデータ量は爆発的に増加しており、その運用コストと処理速度の維持が多くの企業の課題となっています。今回のVictoriaMetrics社との提携により、当社の『API・AIエコシステムデザインソリューション』に、極めて高いリソース効率を誇る時系列データベースが加わりました。これにより、お客様はインフラコストを最小限に抑えつつ、ビジネス成長に不可欠なデータ基盤を構築できるようになります。私たちは、この強力なソリューションを通じて、企業のDX推進をコストとパフォーマンスの両面から支援してまいります」

*1 時系列データベース
時間の経過とともに変化するデータ(メトリクス)を格納し、検索することに特化したデータベースのこと。インフラの稼働状況やセンサーデータなど、連続的な変化を効率的に記録・分析するのに適している

*2 マイクロサービス
小さなサービスを組み合わせて一つの大きなシステムを構成する手法。機能ごとの開発・変更が容易になるが、監視対象が細分化され管理が複雑になる傾向がある

*3 Kubernetes
Linuxコンテナの運用を自動化するオープンソースのプラットフォーム

*4 バックエンド
ITシステムにおいて、ユーザーの目に触れないサーバー側でデータの保存や複雑な処理を行う部分。監視プラットフォームにおいては、収集した膨大な監視データを長期保存し、ダッシュボード等からの検索・分析要求に応答するデータベース(ストレージ)層を指す

*5 オブザーバビリティ
システムの内部状態を客観的なデータ(監視データ、ログ、トレース)から把握すること。「何が起きているか」だけでなく「なぜ起きているか」という原因特定までを迅速に行える状態

■サイオステクノロジーについて
サイオスグループは、1997年の設立以来、オープンソースソフトウェアの社会実装の先駆者として事業を展開してまいりました。
サイオステクノロジーは、サイオス株式会社(東証スタンダード:3744)を持株会社とするサイオスグループの中核事業会社として、クラウド・AI等の先端テクノロジーを活用したソフトウェア製品の開発・販売および高度なシステムインテグレーションサービスの提供を通じて、お客様のデジタルトランスフォーメーションを支えています。
「世界中の人々のために、不可能を可能に。」をミッションステートメントに、グループの総力を結集し、AI時代の新たな価値創造をリードしてまいります。
詳細情報については、https://sios.jp/ をご覧ください。

■お客様のお問い合わせ先(記事掲載の場合はこちらをご利用ください)
サイオステクノロジー株式会社
APIソリューションサービスライン  担当:二瓶
お問い合わせフォーム:https://mk.sios.jp/PS_API_Inquiry.html

■報道関係者からのお問い合わせ先
サイオス株式会社
広報
TEL:03-6401-5120  Email:mktg@sios.com