男性育児休業のリアル#その1

10月より育児休業を取得される男性社員に育児休業前後でインタビューを実施し、育児をするパパ視点で、実際の子育てで感じたことをリアルな声でお届けいたします。

DEI2023年10月 2日

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男性育児休業取得率

サイオスグループの男性育児休業取得率は33.3%です。2022年10月に産後パパ育休制度が施行され、より取得しやすい環境になってきているように感じます。
※2023年1月〜8月実績

この度、もうすぐ育児休業が始まる佐藤さんに、DEI推進チームが色々と聞いてみました!

社員インタビュー

塚元
まずはおめでとうございます!
今回半年間の育児休業を取得するとお聞きしました。どのような背景があって取得を決意されたのでしょうか?

佐藤
実は第一子の時も2か月ほど取得していたので、特に迷いもなく取得は決めていました。ただ今回は、第二子の誕生なので、第一子の育児も考えると母親の負担が大きくなると思い、半年間取得することに決めました。
半年としたのは、子どもが朝まで寝てくれるようになる時期かなと思ったからです。子どもが寝てくれれば、親も睡眠がしっかり取れるようになり、多少は楽になるかなと思いました。

佐藤さんが前職で取得した第一子の育児休業。その時は社内で男性が育児休業を取得した前例がなく、佐藤さんが第一人者だったそうです。
第一号になるのは勇気がいったのではないかと尋ねたところ、上司との信頼関係ができていて安心感があったから踏み切れたと教えてくれました。
また、佐藤さんに続いて育児休業を取得する男性社員がいたことを後から知ったそうで、とてもうれしかったともお話しくださいました。

塚元
今回、上長に伝えたときの反応は?

佐藤
第一声は「おめでとう! 奥さんのこと支えてあげてね」でした。不安に感じている部分もあったので、暖かい言葉をかけていただいて、すごく安心したことを覚えています。

塚元
伝える前にあった不安とは具体的には? それ以外にも社内に障壁は何かありましたか?

佐藤
社内が、というよりは一般的にですが、男性が育児休業を取得することはまだ当たり前にはなっていないように感じています。その中で半年間というのは長い期間であると思われるのではないかと不安でした。
同時に長期間であるが故に、評価にも影響するのではないかと不安でした。
妻も、サイオステクノロジーに入社してまだ1年だったので、取れるのか少し不安に感じていたようです。
ありがたいことに、それ以外に社内で障壁に感じるようなことはありませんでした!

塚元
その不安を誰かに相談しましたか?

佐藤
上長に正直に「評価について不安だ」と伝えました。
上長からは「評価は正しく見るので心配いらない。」と言っていただき、不安は解消されました。
不安に感じたことを正直に口にしてみてよかったですし、そのように言ってもらえる環境で働けていることもうれしかったです。

塚元
まだまだ世間では事例の少ない男性の育児休業ですが、佐藤さんを後押ししたものはありますか?

佐藤
妻と自分、お互いの両親が遠方に住んでいて、頼れる家族が近くにいないという現実もありますが、地域のコミュニティや大学時代の友人などが育児に熱心で、自分もしっかり育児に関わっていこうという影響を受けていると思います。
実際、第1子の育児に携わり、育児は母親と同じ目線で行う、自分事として取り組めるとさらに趣が増すのではないかと感じたことも大きいかもしれません。

塚元
もうすぐ育児休業がスタートしますが、今どんな気持ちですか?

佐藤
眠れない毎日が始まるので…大変になるなとは思っていますが、それも楽しめたら良いなと思っています。
大変な時期を家族で協力して乗り越えて、半年後も家族4人でコミュニケーションをしっかり取りながら、仲良く過ごせていると良いと思っています。

塚元
最後に、サイオスグループにはこれからパパになる人たちもたくさんいますが、何か伝えたいことはありますか?

佐藤
育児休業を取得するかどうかは自由だと思いますが、「取得する」という選択肢をぜひ持っていてほしいと思っています。そして、実際に取得するかどうかについて、家族でよく話し合って決めてほしいなと思います。何事も話し合うことが一番大切だと感じます!

インタビュアーの感想

佐藤さんのお話しを伺って、男性の育児休業が当たり前になる日もそう遠くないのではないかと感じるくらい、佐藤さんの中では取得することが自然な流れだったのだと感じました。サイオスグループ内でも着実に実績が増えてきている男性育児休業。サイオスグループには、子育て中のメンバー、子育てがある程度落ち着いたメンバーが多くいますので、サポートしてくれるカルチャーがしっかり存在しているのだなと、改めてうれしく感じました。

私たちDEI推進チームでは、今後もこうした「リアルな声」をお届けし、サイオスグループが、男性社員の育児休業をサポートする会社であるということを社内外に広く届け、もしかすると存在しているかもしれないアンコンシャス・バイアス(育児は女性がするもの、等)に気づくようなきっかけに繋げてもらえると良いと思っています。

佐藤さん、ありがとうございました! ご家族での貴重な時間を楽しく過ごしていただけることを願いつつ、佐藤さんの復帰をお待ちしています。

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