サイオステクノロジー、安心安全にOSSを活用するための新サービス「サイオスOSS検証サービス」「サイオス脆弱性レポートサービス」を提供開始

OSSサポートサービス「サイオスOSSよろず相談室」に追加ラインアップ

プレスリリース2025年5月20日

サイオステクノロジー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:喜多伸夫、以下、サイオステクノロジー)は、「サイオスOSSよろず相談室」の新たなサービスメニューとして、「サイオスOSS検証サービス」「サイオス脆弱性レポートサービス」を2025年6月1日より提供開始します。

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【サービス提供の背景】
現在ではオープンソースソフトウェア(以下、OSS)の種類は非常に豊富で多くのメリットがあり、企業のソフトウェア開発においてOSSは不可欠な要素であると言えます。しかしながら、独立行政法人情報処理推進機構が2025年4月に発表した「2024年度オープンソース推進レポート 日本におけるオープンソース戦略形成に向けた現状と展望」では、OSS利用時に関する課題について、「メンテナンスや運用に不安がある」「会社にルールやポリシーが存在しない」「商用サポートがない」といった課題が上位に並んでいます*1
サイオステクノロジーは、2007年よりOSSサポートサービス「サイオスOSSよろず相談室」の提供を通じて、顧客企業ごとに最適なOSSの活用を支援しています。このたび、さらなる企業のOSSに関する課題解決やセキュリティリスクの不安を解消し、安心・安全なOSSの利活用を支援する新たなサービスメニューとして、「サイオスOSS検証サービス」「サイオス脆弱性レポートサービス」を提供することとなりました。

【サービスの概要】
1.「サイオスOSS検証サービス」

顧客企業のOSSに関する課題解決を目的とした技術検証サービス、技術検証結果のレポートを提供します。また、顧客企業の要望により個別説明会の開催も可能です。開発進行中のPoC作業支援や新規導入を検討しているOSSとの組み合わせ検証の支援など、企業のさまざまな要望に応えます。

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図1 企業の課題例


<主な特長>

<料金>
依頼内容によるため、個別見積となります。
https://oss-yorozu.sios.jp/inquiry/ までお問い合わせください。

2.「サイオス脆弱性レポートサービス」
対象となるOSSは15種あり、顧客企業が利用しているOSSに関する脆弱性レポートを提供します。顧客企業が利用しているOSS、バージョンから発生した脆弱性を取りまとめたレポートですので、今後の運用やリプレイスの材料として利用できます。

表1 対象となる15種類のOSS一覧

OSS:コミュニティ版 / RHEL(AlmaLinux / Rocky Linux)同梱版
・Apache 2.4
・Tomcat 9/10/11
・PostgreSQL 13~17
・MariaDB 10/11
・Zabbix 6.x/7.x
・MySQL 8/9
・squid 6
・samba 4
・nginx stable (1.26)
・OpenSSL 3.x
・bind 9 (9.18/9.20/9.21)
・FreeRADIUS 3.0/3.2
・OpenLDAP 2.5/2.6
・OpenSSH 9
・Postfix 3

<主な特長>

<レポートの概要>

なお、レポートの記載内容は「重要度」「CVSS Score」「発生条件」「想定される攻撃と被害」「対応バージョン」「回避策」「関連情報」等となります。

<料金>
対象とするOSS数によるため、個別見積となります。
https://oss-yorozu.sios.jp/inquiry/ までお問い合わせください。


「サイオスOSS検証サービス」「サイオス脆弱性レポートサービス」の詳細情報は、https://oss-yorozu.sios.jp/about/#value-service をご覧ください。

【今後の展開】
サイオステクノロジーは、これまでも企業のOSS活用を支援してきましたが、新たなサービスを加えていくことで、さらに強力な支援を行えるよう進化していきます。また、「サイオス脆弱性レポートサービス」については、対象となるOSSの数を増やしていきます。
OSSの利用に課題や不安を抱える企業が、安心・安全にOSSを活用できるようサポートし、企業のビジネスにおける安全性と効率性に寄与していきます。

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図2 サイオステクノロジーが提供するOSSソリューション群


*1 出典:独立行政法人情報処理推進機構「2024年度オープンソース推進レポート 日本におけるオープンソース戦略形成に向けた現状と展望」
https://www.ipa.go.jp/digital/kaihatsu/oss/report2024/oss-usage-japan.html

■サイオステクノロジーについて
サイオステクノロジーは、Linuxに代表されるオープンソースソフトウェアを活用したシステムインテグレーションを原点とし、自社開発ソフトウェアおよびSaaSの販売とサービスを行っています。直近では、クラウドをはじめとするDXの技術領域に注力し、AIの活用支援や次世代を支える製品とサービスを提供しています。これからも革新的なソフトウェア技術を追求し、世界のIT産業に影響力のある存在となって価値を創造し、社会の発展に貢献してまいります。
詳細情報は、https://sios.jp をご覧ください。

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サイオステクノロジー株式会社
お問い合わせフォーム:https://oss-yorozu.sios.jp/inquiry/

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