サイオステクノロジー、国内初、データ統合管理プラットフォーム「米国YOUnite社製品」の取り扱いを開始
プレスリリース2023年12月19日
サイオステクノロジー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:喜多伸夫、以下、サイオステクノロジー)は、YOUnite,Inc(本社:米国カリフォルニア州、会長兼CEO:Mark Fitzpatrick、以下、YOUnite)とビジネスパートナーシップ契約を2023年12月に合意したことを発表します。
これにより、サイオステクノロジーは「YOUnite Data Fabric Platform」を日本国内初の代理店として販売、加えて導入支援や運用支援のサービスを2024年1月1日より提供開始します。
【背景と課題】
経済産業省の「DXレポート~ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開~(以下、DXレポート)」*1では、既存システムが、事業部門ごとに構築されて全社横断的なデータ活用ができなかったり、過剰なカスタマイズがなされているなどにより複雑化・ブラックボックス化していたりすることが、DX推進の阻害要因になっているのみでなく、経済損失が生じる可能性があると指摘しています。
DXレポートにあるように、我が国の企業では情報システム化推進の過程で、各事業の個別最適化を優先してきたため、システムは複雑となり、企業全体での情報管理・データ管理が困難になっています。そのため、データ・情報資産を数多く保有しているにも関わらず、全社最適に向けてのデータの利活用・連携が難しく、AI、IoT、ビッグデータなどの先端的テクノロジーを導入したとしてもその効果が限定的となっています。経営戦略を実現させるためには、ビジネスモデルを市場の変化に迅速かつ柔軟に対応させるなど戦略的にデータを活用し、DXを推進する必要があります。それには、サイロ化されたデータソース群を企業全体で一元管理できる新たな技術を用いることが鍵となります。
【製品の特長】
「YOUnite Data Fabric Platform」は、さまざまなシステムやアプリケーションにまたがるデータを柔軟に統合管理する「データ・ファブリック」を真に実現できるサービスです。
「YOUnite Data Fabric Platform」は、データソースに接続されたアダプタがデータソースをスキャンして新規・変更・削除された情報を入手し、システムガバナンスに基づきYOUniteサーバーを通じて別のデータソースへ更新情報を即時に配信します。その結果、システム間でデータソースの整合性がとれ、どのデータソースも最新情報である状態を保つことができます。
図1 「YOUnite Data Fabric Platform」におけるデータ処理方法
図2 従来の一般的なデータ処理方法
「YOUnite Data Fabric Platform」は、以下のような場面で有用です。
- 即時性を必要とするデータ分析ならびにその利活用が求められる部門
- 企業合併や事業買収などによって得た膨大なデータを既存システムへ早急に取り込み活用したい企業
- 分断されたデータソース間の同期を即時に行いたい企業 など
【導入・運用支援サービスの概要】
1. メニュー内容
- PoC(Proof of Concept)*2支援
- アセスメント(利用するデータソースの棚卸、活用できるまでの見積を実施)
- サーバーの設置や設定
- アダプタの設置や追加(データソースとYOUniteサーバーの接続設定)
- 問い合わせサポート(製品に関する技術的支援)
2. 利用料金
個別見積りによる
3. 提供開始日
2024年1月1日
【今後の展開】
本サービスはSaaS(Software as a Service)*3版とオンプレ版で提供するため、ユーザーは自社の要件に応じて選択することが可能です。今後、両社はセミナー開催などのマーケティング活動および導入に向けた営業活動を共同で展開し、拡販を進めてまいります。
【両社からのコメント】
YOUnite,Inc Chairman and CEO, Mark Fitzpatrick
「当社はDX革命を日本にもたらすためにサイオステクノロジーと提携したことを発表できることを誇りに思います。YOUniteの画期的なデータ・ファブリック・プラットフォームとデジタル戦略コンサルティングにおけるサイオステクノロジーの専門知識を連携することで、計画、実行、展開、そして継続的な運用に至るまで、最新のデータ管理に対する包括的なソリューションを提供します。YOUniteとサイオステクノロジーは、既存のシステムやレガシー・システムを顧客のペースと予算に合わせて徐々に統合することで、企業の導入コストとメンテナンス・コストを削減することができます。このパートナーシップは日本企業のDXが加速するよう、貢献することを目的としています」
サイオステクノロジー株式会社 代表取締役社長 喜多伸夫
「このたびのパートナーシップを心より歓迎します。当社のサービスにYOUniteの『YOUnite Data Fabric Platform』が加わることで、データソース管理やデータ利活用に課題を抱えている企業や自治体に向けて新たなサービスを提供できることを大変嬉しく思います。YOUniteの製品は、日本企業のDX推進および新たなビジネス価値創造に大きく貢献すると確信しています。YOUniteとの協業を通じて、ユーザーのデータ活用を促進し競争力や顧客エクスペリエンス向上に貢献してまいります」
*1 出典:経済産業省「DXレポート~ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開~」
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/pdf/20180907_03.pdf
*2 PoC(Proof of Concept)
「概念実証」という意味で、新しい概念や理論、原理、アイディアの実証を目的とした試作開発の前段階における検証やデモンストレーションの総称
*3 SaaS(Software as a Service)
ユーザーが必要な機能を利用期間や分量を選択して利用するソフトウェア提供サービスのこと。ソフトウェアそのものをユーザー側に導入するのではなく、プロバイダー側で稼働して、ネットワーク経由でユーザーにサービスを提供する仕組み
■サイオステクノロジーについて
サイオステクノロジーは、Linuxに代表されるオープンソースソフトウェアを活用したシステムインテグレーションを原点とし、自社開発ソフトウェアおよびSaaS製品の販売とサービスを行っています。直近では、クラウドをはじめDXの技術領域に注力し、次世代を支える新製品とサービスを提供しています。これからも革新的なソフトウェア技術を追求し、世界のIT産業に影響力のある存在となって価値を創造し、社会の発展に貢献してまいります。
詳細情報は、https://sios.jp をご覧ください。
■お客様のお問い合わせ先(記事掲載の場合はこちらをご利用ください)
サイオステクノロジー株式会社
DXサービスライン 担当:長谷川、村田
Email:oss-sales@sios.com
■報道関係者からのお問い合わせ先
サイオス株式会社
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TEL:03-6401-5120 Email:mktg@sios.com
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