Amazon EC2上での可用性の向上方法

Amazon EC2上での可用性向上

高いSLAを謳うAmazon EC2ですが、ビジネスの肝となる基幹系ソフトウェアや、
システムの核となるデータベースの可用性をさらに高める方法をご紹介します。

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Amazon EC2上でHAクラスター環境を実現

AmazonEC2においては、LinuxとWindowsの両方の環境に対応した、HAクラスター構成を用意しております。

Linux Windows
1.LifeKeeper+DataKeeper 2.LifeKeeper+DataKeeper 3.WSFC+DataKeeper
1.LifeKeeper+DataKeeper 2.LifeKeeper+DataKeeper 3.WSFC+DataKeeper
  1. Linux環境でのHAクラスターソフト LifeKeeper とデータレプリケーションソフト DataKeeper の組み合わせ
  2. Windows環境でのHAクラスターソフト LifeKeeper とデータレプリケーションソフト DataKeeper の組み合わせ
  3. Windows Server 標準のHAクラスター機能 Windows Server フェイルオーバークラスタリング(WSFC)とデータレプリケーションソフト DataKeeper の組み合わせ

Amazon EC2専用リカバリーキットを使ったHAクラスター構成例

LifeKeeperとDataKeeperを組み合わせたHAクラスター構成では、製品に同梱されている下記の「Amazon EC2専用リカバリーキット」を使ってAmazon EC2上で効率的にHAクラスターを構築できます。

EC2専用
リカバリー
キット
Recovery Kit for EC2 Route53 Recovery Kit
シナリオ ルートテーブルシナリオ ElasticIPシナリオ オンプレミスから接続 別のVPCからの接続
概念図 ルートテーブルシナリオ ElasticIPシナリオ オンプレミスから接続 別のVPCから接続
接続 VPC内部から接続 インターネット経由で接続 Direct Connect経由で接続 VPC Peering経由で接続
用途例 DBサーバーなど Webサーバーなど 統合運用管理ソフト/ファイル転送ソフト/ファイルサーバー など
対象
O
S
Linux Windows Linux Linux Windows

■Amazon EC2専用のリカバリーキットとは?

  • HAクラスター化されたサーバー上でフェイルオーバーが発生した場合にでも、VPC内、もしくはVPC外のクライアントから接続が維持できるようにAWSリカバリシナリオに対応した「Recovery Kit for EC2」及び「Route 53 Recovery Kit」を提供しています。
  • 「Recovery Kit for EC2」はデータベースなどバックエンドのHA構成に対応した「ルートテーブルシナリオ」と、インターネット経由で接続されるWebサーバーなどフロントエンドのHA構成に対応した「Elastic IPシナリオ」の2つのIPアドレス管理機能を提供しています
  • 「Route53 Recoery Kit」はオンプレミスからDirect Connect 経由で接続されるケースやVPCを跨いだ接続の障害復旧をカバーしています
  • 他のARKと併せて使用することで、Amazon EC2配下のアプリケーションを監視・復旧、待機系へのフェイルオーバーが可能です

Recovery Kit for EC2
(ルートテーブルシナリオ)

Linux Windows

VPC内のクライアントから接続される、データベースなどのソフトウェアのフェイルオーバーを実現する構成です。
VPCの範囲外のダミーの仮想IPアドレス(左図では10.1.0.10)を用意して、クライアントからは仮想IPアドレスに対する通信を「ルートテーブル」でルーティングさせます。
フェイルオーバー時には、ルートテーブルの仮想IPのターゲットを待機系に自動的に紐づけ直すことで、クライアントからは待機系への接続が可能となります。

ルートテーブルシナリオの概念図

Recovery Kit for EC2
(ElasticIPシナリオ)

Linux

インターネット上のクライアントから接続可能な、Webサーバーなどのソフトウェアのフェイルオーバーを実現する構成です。
クライアントからの接続先となる「Elastic IP」は、正常時には稼働系のENI*1と紐づけられます。
フェイルオーバー時には、Elastic IPを待機系のENIに自動的に紐づけ直すことで、クラアントからは待機系への接続が可能となります。
*1 ENI : Elastic Network Interface(概念図では暗黙的に表現)

ElasticIPシナリオの概念図

Route53 Recovery Kit
(オンプレミスからの接続)

Linux Windows

オンプレミスからAWSにDirect Connect経由で稼働系の仮想インスタンスに直接的に接続する場合、AWSの仕様上ルートテーブルシナリオは使えません。
そこでオンプレミスのクライアントからは、IPアドレスではなくホスト名にアクセスし、DNS名前解決にAWSのDNSサービスの「Route53」を使います。
フェイルオーバー時には、DNSのAレコードを稼動系から待機系のIPアドレスに自動的に書き換えることで、クライアントからは待機系への接続が可能となります。

Route53 Recovery Kitを使用した概念図(オンプレミスから直接接続)

Route53 Recovery Kit
(別のVPCからの接続)

Linux Windows

Route53 Recovery Kitは、オンプレミスからだけではなく、別のVPCからVPC Peeringで接続する場合にも使えます。VPCを跨いだシステム間連携を行う構成においても、フェイルオーバー発生時には上記と同様にクライアントから待機系への接続が可能となります。

Route53 Recovery Kitを使用した概念図(別のVPCからの接続)

Amazon EC2上でのディザスタリカバリ構成例

DR(Disaster Recovery:災害対策)では地理的に冗長化されたリモートサイトにデータのバックアップやレプリケーションを行うことにより、万が一の災害発生時にも業務継続ができるようにシステムを構成します。

LifeKeeperではInter Region VPC Peering にも対応していますので、Amazon EC2のDR構成を簡単に構築することができます。

概念図

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