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オンプレミス/ログ型での活用事例

大手金融機関様のケース

採用の決め手は、過去ログ解析ができること

こちらの企業様は、Google社の提供するサーバログ型アクセス解析ツール「Urchin(アーチン)」を使用していましたが、2013年のサポート終了に伴い、同等機能のアクセス解析ツールの導入が必要となり、ツールの検討をされていました。検討当初は、弊社の提供するSiteTrackerを選定しておりましたが、2014年末に開発元のIBM社の販売終了を受け、後継ソリューションとしてMatomoを採用することに決定していただきました。解析規模としては月間100万PV程度で、保管されている過去ログが解析できる、ログ型のアクセス解析ツールが必須条件となっておりました。

プラットフォーム及び導入ソフトウェア

仮想サーバにて以下のソフトウェア(ミドルウェア含む)でMatomoサーバとして構築されています。
お客様の環境に、弊社がリモートでアクセスし、Matomo関連のソフトウェアをインストールし、サンプルログにてMatomoの動作確認を実施しました。

  • CentOS
  • Apache
  • Matomo
  • MySQL
  • PHP
  • Python

アクセス解析の主要件

アクセス解析ツールに必要な機能として、以下の主な要件があり、Matomoにて集計されています。

期間の設定 データ保持期間として最低25か月以上
サマリー 設定期間内の合計ユーザー数、セッション数、ページビュー数の表示
コンテンツ 各ページのセッション数、ページビュー数、平均閲覧時間、離脱率を表示
ブラウザ・プラットフォーム アクセスしているメディアのOS・ブラウザのバージョン情報
キーワード情報 検索により訪問したユーザの検索キーワード情報
アクセス解析運用の自動化

以下の機能を組み込んだスクリプトを作成し、cron設定にて毎日一定時刻に起動し、自動更新処理を実施しています。

  • ftpコマンドを呼び出し、ログファイルをウェブサーバから取得する。
  • ログファイルをpiwikにインポートする。
  • Matomoのアーカイブコマンドを起動し、レポートを作成する。
アクセス解析の今後

Matomoは、ログ型に加えタグ(ビーコン)型にも対応してします。 ログ型の解析とタグ型の解析を一つの解析で併用することはできませんが、解析単位(Matomoでは「ウェブサイト」と呼びます)を分けることで解析が可能となります。 ログ型では集計が困難なデータ(訪問者のデバイス解像度やページタイトルの取得等)の情報を取得するため、タグ型での運用も検討されています。

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