導入実績 ローカル構成・遠隔地構成・仮想化構成など導入実績

株式会社ガリバーインターナショナル様

SQL Server+WSFC構成で稼働している既存システムをクラウドへ移行
共有ストレージ不要のシンプルなHAクラスターをAWS上で実現

多くの人がライフスタイルにあわせて車を気軽に乗り換えられるように、中古車の売買がより魅力的なものになるように、自動車の流通革命を起こそう──。この想いを胸に、当時の画期的なビジネスモデルであった「買取専門店」として、ガリバーインターナショナル(以下、ガリバー)は1994年に創業した。2014年3月現在、全国に約420店舗を展開。さらに、2018年2月末までの中期経営計画のもとで、日本国内800店舗計画とあわせたグローバル戦略を推進。ASEAN加盟国を含めたトータルで、1600店舗に拡大する計画だ。こうした事業の成長に迅速かつ柔軟に対応できるIT基盤を目指して、ガリバーはこれまでオンプレミスで構築・運用してきた既存システムの全面的なクラウド移行を進めている。クラウドに移行した場合であっても重要なデータの保護は必須事項だ。そこでリアルタイムのレプリケーションを実現するサイオステクノロジー(以下、サイオス)の「DataKeeper」を導入した。

株式会社ガリバーインターナショナル様
所在地 東京都千代田区丸の内2-7-3
東京ビルディング25階
設立 1994年10月25日
資本金 41億5,700万円(2013年2月28日現在)
従業員数 1,969名(2013年2月28日現在)
業種 自動車の買取事業、自動車の販売事業、その他自動車流通に関わる事業
ホームページ http://221616.com/gulliver/

株式会社ガリバーインターナショナル様

システム構成

OS Microsoft Windows Server
クラスタリング WSFC (Windows Server Failover Clustering)
DBサーバー Microsoft SQL Server
Webサーバー Microsoft IIS (Internet Information Services)
データレプリケーションソフト DataKeeper Cluster Edition (DKCE)

導入目的と効果

導入目的 オンプレミスで運用している既存システムをクラウドへ移行
効果 既存システムの運用形態をそのまま、シンプルかつスムーズにAWSに実装

店舗の急拡大を支えるIT基盤改革を目指しオンプレミスからクラウドへ全面移行

画像による中古車販売システム「ドルフィネット」をはじめ、ガリバーが保有するシステムは、大小あわせると200 ~ 300に及ぶが、その大半は自社データセンター内の物理サーバー上で構築・運用されてきた。グローバル1600店舗への拡大を目指す経営計画の達成を支えるためには、これらのシステムの改革が不可欠だ。
ITチームの月島学氏は、このように話す。
「ガリバーにとって、ITはビジネスそのものといっても過言ではない経営のコア資源です。店舗の急拡大にスピーディに対応するとともに、機能やサービス面からもビジネスをステップアップさせていく基盤を築かなければなりません」
こうして、2011年頃より検討を進めてきたのが、オンプレミスからアマゾンのクラウドサービスであるAWS(アマゾン ウェブサービス)への全面的なシステム移行である。
「サーバーの立ち上げからクローズまで、主な操作をWebから行うことができ、作業が容易です。マスタがあれば数時間で稼働させることができるAWSは、ガリバーにとって最適なIT基盤改革のエンジンになると考えました」(月島氏)

クラウドへの移行で直面した課題 サーバー冗長構成による可用性をいかに担保するか

ガリバーのシステムの多くは、Windows Serverをはじめ、リレーショナルデータベースのSQL Server、WebサーバーのIIS(Internet Information Services )、アプリケーション開発・実行環境の.NET Frameworkなどのマイクロソフト製品で構築されている。
クラウドへの移行にあたりまず直面したのが、これらのプラットフォームをどうやってAWSに実装するのかという課題である。
「当初はRDS(Relational Database Service)でサポートされているSQL Server機能を活用することも検討しましたが、重要システムの冗長化(クラスタリング)やユーザー管理(Active Directory連携)など、我々が利用する上で必要な機能がまだ揃っていませんでした。ツール類や運用の工夫で補うことも検討しましたが、その後の運用オペレーションも従来とは違ったものになります。これは、いくつものシステムを同時並行で移行を進めなければならない中で、大きなリスクになってしまいます」
そこでガリバーが選択したのが、仮想サーバーのAmazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2)をネイティブに利用し、オンプレミスで稼働しているWindows Serverのフェールオーバークラスタリング(WSFC)機能を含めた既存環境を、そのままAWSに移行するという方法だ。これなら、運用オペレーションも現状のままで移行できる。
そこで、既存環境のデータをそのまま同期させるために重要な役割を担ったのが、DataKeeperである。
「もちろん、Amazon EC2上でもスクリプトを組んで待機側ノードでデータを復旧するなど、いくつか施策はあるのですが、どうしてもある程度の作り込みが必要となります。また、新たに構築した仕組みそのものの信頼性も担保しなければなりません」(月島氏)
もっとシンプルで確実な方法はないだろうか──。そんな悩みを抱えていたガリバーのもとにサイオスから提案されたのが、データレプリケーションソフトウェアのDataKeeperである。

共有ストレージを用いることなくリアルタイムのデータ保護を実現

DataKeeperは、本番系ノードと待機系ノードの間でデータの複製をリアルタイムに行い、障害が発生した直前までのデータを保護する。一般的なストレージのミラーリング機能に比べ、安価なコストでボリュームミラーリングを実現するのである。ローカル接続構成のほか、1対N構成、N対1構成、WANをまたいだ遠隔地構成をサポート。システム構成やデータの重要度、DR(災害復旧)対策の必要性など、多様なニーズに応じて活用することが可能だ。
特に、WSFCのようなフェールオーバークラスタリングで前提となっていた外部共有ストレージを用いることなく、HAクラスターシステム(アプリケーション保護構成)を実現できるのがメリットだ。これこそ、ガリバーがDataKeeperを採用する“決め手”となったポイントである。
「WSFCからは、DataKeeperがあたかも共有ストレージであるかのように見えることに驚きました。ミラーリングのスピードも良好です。万が一、HAクラスターの動作に異常が起こった際にも、その原因がフェールオーバークラスタリング(WSFC)側にあるのか、データレプリケーション(DataKeeper)側にあるのか簡単に切り分け、対処できる点に非常に満足しています。この分界点は、物理サーバーでの構成時と同じです。おかげで、既存システムの運用形態をまったく変更することなく、AWSへ移行することが可能となりました」(月島氏)
こうしてガリバーのクラウド化プロジェクトは軌道に乗り、すでに約30%(2014年3月現在)の既存システムがAWSへの移行を終えた状況にある。「各店舗のエンドユーザーは、自分が使っているアプリケーションや画像などのデータが、オンプレミスとクラウドのどちらで動いているのか、まったく意識していません」(月島氏)と言うほどの、スムーズな切り替えが進んでいるのである。
ガリバーは2014年度内を目標に残りの既存システムの移行を進めていくのだが、同時に新規開発のシステムもAWSに実装を進めている。
「ガリバーでは従来からの買い取りだけでなく、車を持つ喜びや生活シーンを想像し、楽しんでもらうための仕掛けを用意した大型展示場『WOW!TOWN(ワオタウン)』をオープンするなど、販売面もさらに強化しようとしています。この動きに対応し、お客様一人ひとりの嗜好やライフスタイルに最適にマッチした車をレコメンドするシステムなども、積極的に開発していきます。こうしたシステムでは、今まで以上に大量で多様なデータを扱っていく必要があり、DataKeeperが活躍する場面もますます拡大していくと考えています」と月島氏は、新たなチャレンジを見据えている。

月島 学 氏
月島 学
ITチーム

WSFC+MS SQL+DKCE 既存システムのAWSへの移行

オンプレで稼働しているWSFC環境をそのままAWSに移行

  • ■WSFCによるMS SQLのHAクラスター
  • ■DKCEで非共有ディスク構成HAクラスターをAWS上で実現
  • ■MMCスナップインコンソールによるシームレスな運用を実現
利用イメージ図

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