〔後編〕OSSを軸としたエコシステムの一翼を担う存在に

【OSSのプロフェッショナルたち #2】OSS(オープンソースソフトウェア)を利用する企業へのサポートや情報発信を手がける「サイオスOSSよろず相談室」。その企画・運営を担当するOSS事業企画部の村田龍洋(むらた たつひろ)と、朴元哲(ぱく うぉんちょる)に、OSSの魅力や目指すものを聞くインタビュー記事の後編です。

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ユーザー会の「SOY倶楽部」の活動も活発に

OSSよろず相談室のユーザー会である「SOY倶楽部」が2016年7月に発足しました。こちらの反応はいかがですか?

:毎月のペースで開催している「SOY倶楽部 勉強会」も、2017年4月で通算8回目を数え、毎回参加してくださる熱心なリピーターの方も増えるなど盛況です。回を重ねるごとに会が活発になっていると感じます。お客様に共通しているのは、戦略的にOSSを活用されているということです。(参考記事:「ユーザー同士の交流深まる 〜SOY倶楽部が活動開始」)

村田:「SOY倶楽部」では、そうしたOSSを積極的に利用されるお客様同士のつながりを生み出したいと考えています。ユーザー同士がOSSに関するさまざまな活用に関する意見交換を進めて、それぞれのビジネスを活性化したり、さらに何か新しいビジネスの芽が生まれたりすることを期待しています。

自ら考え、行動する人材を育てる

ー サイオスのOSS事業企画部は働く人の顔ぶれが多様な様子ですよね。

村田:積極的に多様性を取り入れています。チームのメンバーが得意なジャンルもさまざまです。お互いの強みを組み合わせることで、お客様への迅速な回答や提案を可能にしています。それが、お客様の満足度の向上につながればと考えています。

ー 朴さんはどんな経歴なのですか?

:私は福岡県の出身で、韓国の大学在学期間中に2年間の兵役に従事しました。その後、サイオスに新卒として入社し、Red Hat営業部でRed Hat社の提供する製品の営業を担当しました。2017年からOSS事業企画部に異動となり、OSS関連のセミナー運営とマーケティングを担当しています。さまざまなお客様やツールを結び付けて新しいビジネスを作っていくため、自分で考える力、他部署と力を合わせてプロジェクトを進める力が求められますが、今はまだなんとかついていくので精いっぱいです。

村田:OSSのサポートやマーケットの開拓では、ネットワーク、サーバー、ストレージ、クラウドサービスなど非常に広範な知識が求められますが、一番大切なのは、お客様や仲間とのコミュニケーション能力です。サイオスにはOSSのコミッターの方もいるのでそういう方から直接開発側の意見を聞けるチャンスもあります。若いエンジニアには、サイオスでいろいろな経験を積みながら、あらゆる可能性にチャレンジしてもらいたいですね。その環境はわたしたちが提供していきたいと思っています。

オープンソースがもたらす新たな経済圏

ー 今後、OSSの利用状況はどのように変化していくと見ていますか?

村田:さまざまなOSSが登場し、自然淘汰も進むでしょうが、全体としてはさらに利用が伸びていくと予想しています。ただ、OSSだけですべて事足りるわけではなくコミュニティ版と商用版のOSSに優れた商用ソフトウェアを適材適所で組み合わせることでさらに可能性が広がるだろうと思います。たとえば、データベースのHA(高可用性)化を図るのにOSSのDBサーバーの基本機能を使う場合もありますが、システム全体の可用性向上を勘案して弊社が提供している LifeKeeper / DataKeeper を使っていただく場合もあるでしょう。サイオスだけでなく、いろいろな強みや得意分野をもった企業と連携して、新しいビジネスチャンスを広げ、エコシステムをつくる一翼を担いたいですね。OSSを軸としたエコシステムは一社単独でなにか実現できるものではなく、有機的なサービスが網の目のようにつながることで可能になると思います。エコシステムのつなぎ役、プロデューサーとしてサイオスが貢献したいと考えています。

OSSよろず相談室を利用する企業もグローバルでビジネスを展開しているケースが少なくありません。サポートもグローバルに対応していく可能性もありますか?

村田:可能性はあります。ただ、まずは国内のお客様にしっかりとサポートサービスを提供したいと考えているところです。OSSよろず相談室のコンテンツを題材にした勉強会も今はまだ東京のサイオス本社のみの開催ですので、全国行脚をしたいと考えています。

:まずは「SOY倶楽部 勉強会」にお越しいただく方を増やしたいですね。私もお客様のもとに伺いますので、よろしくお願いします!

村田:そういえば朴君は将来、サイオスの社長になるって聞いたけど(笑)【YouTube SIOSチャンネル(1:50-2:00 あたり)

: いや、あれは面接時の勢いで言ってしまって。・・・ちょっと勘弁してください(笑)。それよりも、OSCで見たLightning Talkが面白かったので、近いうちに私もやってみたいです

村田:楽しみにしているよ。私は、これからチームのメンバーとともに色々な活動を展開していきます。「OSSのことならサイオス」を誰もが知るような代名詞にしたいですね。

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