放送局が利用するサービス基盤をオンプレからクラウドに短期移設

【社内事例】 全国にある約半数のテレビ局やラジオ局が利用する放送局向けWebサービス「DirectorsGear」(ディレクターズギア)。そのシステムを預かるデータセンターの廃止が告げられたのは2013年のことでした。サイオスは、わずか3カ月というタイトな期間内にサービス基盤を新たな環境に移設する高度なミッションに臨みました。

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30台を超えるサーバーを統合し、数テラバイトのデータとともにクラウドへ

放送局向けのWebサービス「DirectorsGear」は、テレビやラジオの番組で使用する放送用音源や楽曲に関する情報の入手、権利管理団体への報告といった専門的な一連の業務を支援するB2Bサービスです。その利便性から100局近くが利用しており、放送業界では最も高いシェアを持つサービスとして知られています。

DirectorsGearの操作画面

このWebサービス事業をサイオスが譲り受けることになったのが、2013年11月でした。この時点ですでに、DirectorsGearのシステムを運用していたデータセンターが1年先の2014年11月に廃止されることは決まっていました。それまでに既存のシステムを別の環境に移設しなければなりません。とはいえ、そのシステムは30台を超えるサーバーと数テラバイトのデータで構成された大規模なものでした。

どこに移設すればよいか――。サイオスが注目したのが、パブリッククラウドサービスでした。

より満足度の高いサービスの提供を目指すプロジェクトチーム

サイオスにとって、既存のサービス基盤をオンプレミスに移設する、という選択肢もありました。ただ、サーバーやストレージなどの資産を新たに抱えるため、少なからず初期投資が生じます。また調達に時間を要せば、業務が繁忙になる秋の番組改編期などに重なり、円滑な移設の妨げになる懸念がありました。

それに対して、パブリッククラウドを利用すれば、リソースを所有するリスクを回避し、短期間での調達が可能になります。

一方で私たちは、今回の移設を機にDirectorsGearのサービスそのものを、パブリッククラウドならではの豊富なソリューションをベースに再設計・再構築したいという計画をもっていました。

と打ち明けるのは、移設プロジェクトチームのメンバーで、サイオス OSSテクノロジーセンター 技術部のエンジニア、原和久です。

移設が始まったのは、2014年6月から。DirectorsGearは各放送局の基幹システムと連動しており、移設期間中もサービス停止は最小限に留めなければなりません。各放送局との交渉やスケジュール調整を含めて、プロジェクトチームは細心の注意を払って切り替えを進めました。

⇒DirectorsGear移設プロジェクトの事例詳細はこちら

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