オープンソースカンファレンス 2017 Tokyo/Springで講演&出展

【イベントレポート】多彩なOSSコミュニティが参加する「オープンソースカンファレンス(OSC)2017 Tokyo/Spring」が3月10日〜11日、明星大学で開催されました。サイオスでは、OSS事業企画部の村田龍洋がマイクロサービスについて、また、OSS&セキュリティエバンジェリストの面和毅がOSSセキュリティ技術の会の発起人の一人として会の活動内容について講演しました。 #osc17tk

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「OSSセキュリティ技術の会」が発足

OSC開催初日の3月10日にちょうど発足したのが、「OSSセキュリティ技術の会」です。さまざまなOSS(オープンソースソフトウェア)の情報セキュリティに関する最新動向や知見を分かち合える場として、技術者を中心に注目を集めました。

会の発起人の一人でもある、サイオスのOSS/セキュリティ エバンジェリストである⾯和毅は、会長を務める日立製作所の主任技師 中村雄一氏と3月10日のセミナーに登壇し、会設立の趣旨を説明しました。

「近年、日本でも企業のマネジメント層がセキュリティに関心を持つようになり、社内におけるCSIRTの立ち上げなどにも前向きです。しかし欧米諸国と異なり日本では、アンチウイルス対策などの実装においてどのような技術を活用するのが適切か、という実践的な議論が宙に浮いたままだったり、社内外の技術者に丸投げだったり、と現場との間に溝があるケースがまだ多く見られます。こうした状況に悩む技術者に対してOSSセキュリティ技術の会では、勉強会やメーリングリストでの情報交換などを通じてフォローし、互いに切磋琢磨できるような場を目指したいと考えています」(面)

「OSSセキュリティ技術の会」 会長を務める日立製作所の主任技師 中村雄一氏(左)とサイオス OSS/セキュリティエバンジェリスト 面和毅(右)。同会では日経Linuxでの記事連載など各種メディアを通じた情報発信にも力を入れていきます

2020年開催の東京オリンピックという国際的なイベントを目前に控えて、サイバーセキュリティ対策のさらなる強化が急がれる、という指摘も講演で話されました。

面は、「技術の会では、脆弱性診断、パッチ管理、アンチウイルス/マルウェア対策、強制アクセス制御(SELinux等)、またOSについても中立的な立場から客観的かつマニアックに議論します。海外とも垣根なく情報交換していくので興味のある方は勉強会などに是非ご参加を」と述べました。

「OSSセキュリティ技術の会」の最新情報はWebサイト(Secure OSS SIG http://www.secureoss.jp/)でお確かめください。

「運用(Ops)から見たマイクロサービスアーキテクチャ」と題して講演

一方、サイオス OSS事業企画部の村田龍洋は、「運用(Ops)から見たマイクロサービスアーキテクチャ」と題して講演しました。

「システムの開発では、コンテナ技術を用いるのが当たり前になっています。サイオスのOSSよろず相談室にもDockerに関する問い合わせが増えています。背景にあるのは『いかに早く新しいサービスを提供するか』を求めるビジネス側のニーズ。例えばUberのような配車、課金、マネジメントなどの複数の要素からなるシステムを想像してみてください。従来のモノリス(一枚岩)なシステムの手法で開発すれば管理すべきソースコードが膨大になり、サービスの拡大や性能面の拡張性で課題がありますが、ライトなAPIで連携するマイクロサービスアーキテクチャであればその課題を克服できる可能性があります」(村田)

ただし、運用管理側もこれに対応した運用の効率化を進めないと、システムのライフサイクルの短縮化などにより、かえって運用の煩雑化やコスト増など招くおそれがあると村田は指摘します。

そうしたマイクロサービスアーキテクチャの完成形としてコンテナ技術を取り入れた運用は理想ではありますが、振り幅が大きすぎるため、取り組むためのきっかけとして村田が提案したのは2つです。既存システム構成に手を入れないNginxによるリバースプロキシ機能を利用した分散型のアプローチ、そして運用のコード化です。後者の参考例として、OSSの自動構成ツールAnsibleを利用した仕組みを紹介しました。

運用から見たマイクロサービスアーキテクチャについて講演するサイオス OSS事業企画部の村田龍洋

サイオスのブースでは、村田が講演で触れたAnsibleのデモを実施。その大きな特徴である、エージェントレス、システム構成定義の自動化、プログラミングレス、1つのレシピを作れば横展開しやすい冪(べき)等性、ネットワーク機器への対応、といった特徴を来場者に説明しました。

ブースではまた、サイオスOSSよろず相談室のラベルでお馴染みのおなじみ「OPEN "SOY" SOURCE」をご用意し、今回も多くの来場者の方と交流を深めました。 お越しいただいた皆さん、有難うございます!!

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