「Webサーバーログ解析サービス on Cloud」セミナー開催レポート

【イベントレポート】 Webサーバーログ解析はIoT時代のビジネスチャンスを広げる大きなカギ。2017年1月27日に東京ミッドタウンで開催した本セミナーでは、オープンソースのアクセス解析ツール「Piwik」、データの収集・蓄積基盤である「TRESURE DMP」、「Microsoft Azure」などを連携したサイオスのソリューションの特長について解説しました。顧客チャネルとなるWebサイトやアプリの分析・改善、プライベートDMP構築に関心を持つ参加者が多く詰めかけました。

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欲しい商品やサービスをその場ですぐに探し、予約や決済もストレスなく完了――。そんな利便性の高いスマホアプリやサイネージなどの情報端末が、私たちの身の回りに急速に浸透しています。

この動きを商品・サービスを提供する企業側の視点で見ると、アプリ画面を介してユーザーと良好な関係を築き、クロスセルの機会を広げることが可能になってきた、といえるでしょう。ポイントは、いかにユーザーに対してキャンペーン情報などをタイムリーに発信し、心地よい購買体験に誘導できるか、というカスタマージャーニーの洗練です。

「効果的なキャンペーン情報やコンテンツ開発を検討する際の材料になるのが、Webサーバーなどに刻々と蓄えられていくユーザーの行動ログデータです。ログデータの解析により、広告、マーケティング、CRMなどで掲げたビジネス戦略・施策のKGI/KPIをきめ細かく検証することができます。さらに、自社保有の購買情報や会員データに外部からのオーディエンス情報を掛け合わせることによって、顧客像をより立体的に捉えてビジネスを進めるプライベートDMP(Data Management Platform)を構築する足掛かりになります」と本セミナーの冒頭で、サイオステクノロジー 執行役員 第2事業部事業部長 兼 キーポート・ソリューションズ執行役員営業統括の川田覚也は説明しました。

サイオステクノロジー株式会社 執行役員 第2事業部事業部長 兼 株式会社キーポート・ソリューションズ執行役員営業統括の川田覚也
Webサーバーログ解析の課題を解決し、プライベートDMPの構築も可能に

ただし、Webサーバーのログデータを解析する製品やサービスについては近年、「無料または安価なSaaSサービス」と「高額な商用パッケージ製品」の二極化が進むとともに、肥大化するログデータの解析時間の長時間化や複数Webサーバーのログ管理における課題が顕在化してきました。

こうした課題に対するソリューションとしてサイオスが2016年12月にリリースしたのが「Webサーバーログ解析サービス on Cloud」です。大量ログデータの収集・蓄積には「TREASURE DMP」、データの解析にはオープンソースソフトウェア(OSS)の「Piwik(ピィウィック)」、クラウドプラットフォームには「Microsoft Azure」を採用し、イングレーションと運用開始後のサポートはそれぞれサイオスならびにグループ会社のキーポート・ソリューションズ(以下、KPS)が提供しています。

本セミナーでは、ログ/タグ型両解析への対応、カスタマイズや機能拡張の容易性、プライベートDMPへ展開できる将来性や、導入のしやすさなど各ポイントについて具体的な解説が行われました。

「Webサーバーログ解析サービスon Cloud」のサービス内容概要図
多様なデータを収集・蓄積する「TRESURE DMP」

「Webサーバーログ解析サービス on Cloud」においてデータを収集・蓄積する役割を担うのが「TRESURE DMP」です。開発元であるトレジャーデータのマーケティング担当ディレクター 堀内健后氏は、小売、製造業、ゲーム、アドテクなど幅広い業界での採用実績と、膨大かつ多様な形式のデータを柔軟に収集・統合するために開発したテクノロジーについて説明しました。

トレジャーデータ株式会社 マーケティング担当ディレクター 堀内健后氏

「多くの企業では社内で広告、マーケティング、CRMなどのシステムがサイロ化し、様々なデータが各部署に点在していることが課題に挙げられます。それに対してTRESURE DMPにはログデータをストリーミングでインポートするFluentdやバルクで取り込むEmbulkなどのオープンソース技術、次世代のスキーマレスDBなどが組み込まれており、センサー、モバイル、クラウドなどを問わず多様なデータを柔軟に統合することができます。すでに、サードパーティから提供されるデータも取り込み、プライベートDMPの構築・運用に着手しているお客様もいます」と堀内氏は説明しました。

世界中にユーザーを広げるオープンソースのWebアクセス解析ツール「Piwik」

「Webサーバーログ解析サービス on Cloud」において、「TRESURE DMP」に収集・蓄積されたデータをインポートし、解析するツールが「Piwik」です。Piwikは2007年に、Alternative to Google Analyticsとしてリリースされたオープンソースのアクセス解析ツールで、2015年8月時点で全世界の100万以上のWebサイトで利用実績があります。

キーポート・ソリューションズの上級ウェブ解析士 杉本卓氏は、その特長と利用ポイントを次のように述べました。

「Piwikは活発な開発コミュニティを擁するOSSです。豊富なプラグインがあり、カスタマイズや機能拡張が容易。『Webサーバーログ解析サービスon Cloud』サービスでは、Microsoft Azure上のサーバーにインストールするため、データの保管やツールのバージョンアップは自社の管理下で行えます」(杉本氏)

解析はタグ(ビーコン)型とログ型のいずれにも対応し、ログ型ではツール導入以前の過去データも解析できます。レポートではサマライズされずに、1アクセス単位できめ細かく追跡することができ、Webサイトの分析や改善に役立ちます。

「運用に際しては、Webサイトの目的や顧客セグメントを絞り込むことにより、効率化を図ることがポイントです」と杉本氏はWebアクセス解析システムの構築や分析における豊富な経験を踏まえて指摘しました。

株式会社キーポート・ソリューションズ 上級ウェブ解析士 杉本卓氏
ログ分析に集中できるワンストップサービスとして提供

この「Webサーバーログ解析サービス on Cloud」は、Webサーバーのログデータの解析を目的としていますが、サードパーティデータとの連携や、高度な分析のためのビジネスインテリジェンス(BI)ツールとの接続が可能です。

サイオスの技術部部長 勝木浩一は、「ログ管理に必要なサービスが一括提供されるため、お客様はログ分析に集中することができます。また、本格的なプライベートDMP構築をより円滑に進め、デジタルマーケティング活動全体の効率化につながります」と説明しました。

導入は1年単位の標準プランに加えて、最短3カ月からのProof of Concept(POC - 実証実験)の提供も設定しています。「機能面の調査や費用対効果の検証をしていただいたうえで導入することが可能です」と勝木は提案しました。

サイオステクノロジー株式会社 技術部部長の勝木浩一

この日、セミナー会場には幅広い業種の方々にお集まり頂き、登壇者との質疑応答も行われました。「Webサーバーログ解析サービス on Cloud」についての詳しい情報は、下記ページに展開しております。どうぞご覧ください。

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「Webサーバーログ解析サービス on Cloud」について詳しい情報はこちらから
プレスリリース サイオス、オープンソースのアクセス解析ツールPiwikを利用した 「Webサーバーログ解析サービスon Cloud」を提供開

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