日本マイクロソフト株式会社

Windows Server Failover Clustering(WSFC)

共有ストレージなしでHAクラスターシステムを構築

Windows Serverのクラスター機能であるWSFCを使う場合、一般的には外部ストレージを設定する必要があります。
サイオステクノロジーのDataKeeper for Windows Cluster Editionなら、DataKeeperを仮想的な共有ストレージとして認識させることで、外部ストレージを持たずに、WSFCと連携したHAクラスターシステムを構成することが可能。クラウド環境や、遠隔地同士でのフェイルオーバーにも対応できます。

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共有ストレージを利用する場合の特徴

  • 共有ストレージが単一障害点となる可能性がある
  • 構築・運用には専門知識を持ったエンジニアが必要
  • ベンダーロックインが課題
  • 共有ストレージ自体が一般的に高価

共有ストレージを使わない場合の特徴

  • 物理・仮想・クラウド環境への対応が可能
  • ミラーリングによる単一障害点の排除
  • 構築・運用が比較的容易
  • 構成は自由に組み合わせられる
  • ローカルディスクで安価にHAクラスターを構成可

仮想環境で高可用性を実現

DataKeeperとWSFCで構成する SANLess Clustersは、各種ハイパーバイザー(Microsoft Hyper-V、VMware、など)上で稼働する仮想マシンを使用して、HAクラスターを構成することが可能です。また、RDMによって生じてしまう多くのVMwareへの制約を回避できます。

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RDM(Raw Device Mapping)により生じることのあるVMware機能vSphere環境への制約

  • VMware スナップショットが使えない
  • VCBs(Virtual Consolidated Backups)が使えない
  • VMクローニングが使えない
  • 構成によってはvMotion時に仮想マシンを止めなければならない

WSFCとDataKeeperとの連携なら、これらの制約が生じる原因となることのあるRDMなしで仮想環境にHAクラスターを構築することが出来ます。

クラウド環境で高可用性を実現

ミッションクリティカルなシステムを運用するためには、クラウド上であっても高可用性構成が不可欠です。その際ネックとなるのが、クラウド上ではHAクラスターのクォーラム ディスクで使用する共有ストレージを持つのが難しいことです。

DataKeeperを使うと共有ストレージが不要なため、クラウド環境でもHAクラスター構成をシンプルかつ低コストで実現することができます。

wsfc_cloud.PNG