クラウドにおけるリスクと対策

クラウドと可用性(4) – クラウドに潜むSPOFの罠とは?

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HAクラスターを構成するには、特定の部分に障害が発生した際にシステム全体が停止してしまう要素となるSPOF(単一障害点:Single Point of Failure)を避けることが大原則です。しかし、パブリッククラウドでは運用基盤が見えづらいだけに注意が必要です。稼働系ノードと同じホストサーバー、同じラック、同じネットワークスイッチの配下で待機系ノードを配置されてしまう可能性があり、それにより冗長化されていない要素ができると、いざという事態の可用性を担保することができません。データセンターや運用基盤を物理的に完全に分離した「リージョン」や「アベイラビリティゾーン」を利用する必要があります。

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クラウドと可用性(3) – クラウド上の障害発生/復旧は結果オーライでいいのか?

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システムに障害が発生した際に、HAクラスター構成の待機系ノードでのフェールオーバーがスムーズに行われ、問題なく業務が継続できたとしても「結果オーライ」では済まされません。システムのどの箇所にどんな障害が発生し、どのようにフェールオーバーしたのか。障害の原因と復旧のプロセスをしっかり検証し、システムに内在する問題点があれば改善する必要があります。クラウド上にHAクラスター構成を導入し、適切に運用していくための勘所を紹介します。

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クラウドと可用性(2) – WSFCはクラウドに移行できない?

WSFC機能を利用した標準クラスタリング構成

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多くの企業が、Windows Server標準のフェールオーバクラスタリング機能(WSFC)を使って重要なシステムの可用性を担保しています。しかし、このインフラをそのままクラウドに持っていくことはできません。WSFCでは稼働系と待機系をまたいだ共有ストレージが必須となりますが、一般的なクラウドサービスのIaaS (Infrastructure as a Service)では共有ストレージを利用することができないからです。

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クラウドと可用性(1) – クラウド環境の可用性を信じていいのか?

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 今や多くの企業にとって一般的な選択肢となったクラウド環境ですが、はたして明確な活用方針を持って使いこなしていると言える企業はどれだけあるでしょうか。

 高度かつミッションクリティカルであるシステムを移行するためには、どのような点に気を付けるべきなのか?

 クラウドならではのシステム構築の注意点や考慮ポイントとは?

 これら代表的な疑問に答えるため、これから4回に分けて、クラウド環境におけるHA機能、Windows Server標準のフェイルオーバー・クラスタリング機能(WSFC)の利用、クラウド上の障害発生と復旧、Single Point of Failure(SFOF)の考え方についてなど、クラウド環境ならではの可用性担保のポイントについて考えてみたいと思います。

 第1回のテーマは、クラウド環境の高可用性機能についてです。

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